願いや祈りが持つ力についての話(「ポイントホープ」ネタバレなし感想)

これは昨年10月頃「ポイントホープ」に参加した後に書いた文章です。書いたまま忘れていましたがそろそろ終了してしまうのでそのまま載せます。

 

先日、水戸市で開催されている「ポイントホープ」に参加してきました。
「ポイントホープ」は、水戸市内にある特定の公衆電話から物語が聴けるというアートプロジェクト。全5章からなり、第1章だけは全国の公衆電話から聴くことができます。詳しくは公式サイトで。

アートプロジェクト「ポイントホープ」公式サイト


ところで、私はアイドルが好きです。きっかけは「Documentary of AKB48 Show must go on」というAKB48ドキュメンタリー映画
アイドルというのは単に可愛い女の子が歌って踊るだけではなく、なんというかその中でその人がどう成長していくか、何を手に入れていくのかを見るものなんだと思っています。
でも、推しているアイドルが何を思っているのか、どう成長して何を手に入れるかなんて、ほとんど目には見えません。目には見えないものを応援するのに必要なのは、信じること。
きれいごとかもしれないですけど、こういうきれいな部分があるからこそ長く続いてるジャンルなんだと思っています。


さて、欅坂46の楽曲「W-KEYAKIZAKAの詩」の歌詞にこんな一節があります。


「願いや祈りに支えられるのも悪くはない」


この曲は欅坂46けやき坂46ひらがなけやき)のテーマソングみたいなものなんですが、この歌詞、本質の中の本質じゃないかと思っています。アイドルを支えているのは紛れもなく願いや祈りなんです。そしてそれは信じることからしか生まれない。


「ポイントホープ」はとても素敵な願いの物語でした。
そして、それを信じることで少しだけ世界が広がったような、力をもらえたような、そんな気がしました。


願いや祈りにはとてつもない力があるんだけど、それを上手に利用することはとても難しくて、飲み込まれないように、そして離れすぎないようになんとか生きていくのが精一杯で。そんな自分自身の生き方すらも思ってしまうような体験でした。