入院日記 1〜2日目

きょうから2週間ほどの入院、せっかくなので日記をつける。

思いついたのが3日目なので1〜2日目はざっくりと覚えている範囲で。

 

1日目10:00

入院の手続きをする。

部屋で一通り荷物の整理を済ませ説明を受けたのち昼食。焼きそば。パンチのある味ではもちろんないがそれが逆によかった。

その後検査に呼ばれるまで部屋で待機。レントゲン、血圧、心電図、呼吸機能検査等。血圧検査は四肢に同時に圧をかけて検査するのだが、なにかのデスゲームに参加させられてるような気分になる(ゲームに負けると一ヶ所ずつ壊死させられるの)。心電図後に夜間の検査の説明を受ける。担当技師がなにかのドッキリかと思うくらい美人だった。

19:00

夕食を済ませたあと夜間検査の準備。90分ほどかけて顔・首・脚に電極をつける。個室で担当技師と2人きりでいらぬ緊張感が生まれる。

もうひとり技師が合流し、21時前には準備完了。どうせ身動きが取れないので消灯してもらう。

22:00

全身に電極がついている上に慣れない環境で当然ながら眠れず。ナースコールを押すと即睡眠剤を持って来てくれる段取りになっていた。

23:30

まだまだ眠れないためさらに強い睡眠剤をもらう。

また、尿意があったためしびんを使用させてもらう。看護師に躊躇なく局部を触られ動揺する。

 

2日目6:00

薬の効果でパタッと寝たはずなのに寝た気がしない。

目覚めると同時に看護師が来て、電極の取り外しを行う。顎についていた電極の部分がヒリヒリする。ここでようやくシャワーを浴びる。頭皮に信じられない量のクリーム(電極つけるための)がついていてヘコむ。

朝食を済ませ、病室移動の準備をする。

9:45

病室移動。

これから2週間ほどの入院、しかも数十年ぶりの入院なので何を持って行ったらいいかわからず、また家族に「持って来てほしい」と言っても理解してもらえなさそうなものばかりなので必然的に大荷物になってしまっている。普段は採血の道具を載せているであろう台車を使用させてもらう。

個室から4人部屋への移動だったのでガッカリするかと思ったが想像以上に広く、安堵。

CPAPという睡眠時無呼吸症候群の治療器具を設置するのだが、担当看護師が枕より低い位置に置く必要があることを知らなかったらしい。違う科なので仕方ないとは思ったが今までCPAPを使用していた患者にも言われなかったらしい。他の人みんなそんな適当に使ってんのか。

今朝感じた顎のヒリヒリをきちんと見てみたら傷になっていた。血が出ていなかったので分からなかったし電極つけただけで傷になる理由がわからない。絆創膏を貼る。

科が変わったとたんまた昨日と同じような検査のラッシュ。心電図・CT・レントゲン・骨塩定量等。大学病院は縦割りとは聞いていたがここまでとは。一度に済ましてくれりゃいいのに。ただ、心電図検査の技師が昨日のドッキリ美人だったのですべてを許せる気持ちに。

病室から検査室には車椅子を押してもらって行くのだが、時折職員しか入れない場所を通って行くのが楽しい。清掃員に紛れて内部に忍び込むアレみたいな。

18:00

夕食。ここからカロリー制限がはじまるのだが、想像していたよりもはるかに量が多くて安心した。もっと病気の小鳥が食う量(伊集院光深夜の馬鹿力より抜粋)みたいのが来ると思っていた。

その後検査でできなかった面談と回診。それぞれほぼ同じ内容を繰り返し話すような羽目になる。しかも面談時は「個人情報なので」と病室からラウンジに移動したのに回診では普通に病室で受け答えしたし。まあいいけど。

回診が終わる頃には消灯直前だったので急いで歯磨いてベッドに入る。前日寝た気がしていないこともありわりと早めに眠りにつく。「水曜日のダウンタウン」が観たかった。